日光観光

5月に長野で「日光」PR 北関道開通で誘客攻勢 日光市観光協会連合会

【日光】市と日光地区観光協会連合会は、北関東自動車道の全線開通に伴い観光誘客キャンペーンを強化する。開通日の19日に壬生町で、翌20日茨城県大洗町で展開するほか、5月には過去に例のない長野県でキャンペーンを計画。新潟県での実施も今後検討する。茨城空港利用者も北関道経由による誘客対象で、定期便のある神戸でのキャンペーンも視野に入れている。

 同連合会によると、県外からの観光客は東京、埼玉、神奈川といった首都圏から来るケースが多い。だが、北関道開通に合わせ、対象地域を広げて大々的なキャンペーンを展開することにした。

 まず、開通日の19日に道の駅壬生で、20日茨城県大洗町で開かれる「海と食まつり」でPR。同町ではあんこう祭でのブース出店例はあるが、今回は日光仮面も一役買うほか、グッズ配布や参加型ゲームなど積極策に打って出る。

 5月には大型ショッピングモールができる長野県上田市でキャンペーンを予定。長野での誘客作戦は初めてで、斎藤文夫市長によるトップセールスの計画もある。新潟県での展開も今後検討する。

 北関道が開通すれば、上信越、関越両自動車道との接続により、長野からは交通の利便性が増す。新潟県からも、福島県側からの磐越自動車道経由に加え、北関道経由のルートも確立される。

 茨城空港に発着便がある神戸なども、将来的には有力なキャンペーン対象地区。同連合会は「世界遺産の街が近くなったことを売りに、連泊もアピールしたい」と意欲的だ。